7月24日にはDVD発売を控え、ユン・シユンが9月1日に行われるDVD発売記念イベントに登壇することが決定している。さらに、抽選で20名様をDVD発売記念記者会見にご招待する“Kstyle×TSUTAYADISCAS「となりの美男<イケメン>」キャンペーン”を実施中。
“キュートなリアルラブコメディ”として話題を集めた本作について、出演した感想や撮影中のエピソードを主演のパク・シネ&ユン・シユンにインタビュー。
―初共演ですが、感想はいかがですか?
ユン・シユン:僕は最初シネさんが相手役と聞いたとき、いいチャンスだから掴まなきゃと思いました。ぜひ共演してみたいと思っていたので……。実際、共演してみて期待以上でしたね。愛嬌があるので、シネさんさえいれば現場の雰囲気がよくなるんです。とても楽しく、リラックスしながら撮影できました。(シネに向かって)うまく言えたでしょう?
パク・シネ:うん、いいね(笑)私も「明日に向かってハイキック」でシユンさんが演じたジュニョクに注目していたので……。顔立ちがスッキリしている割には男らしくてカッコいいと思って見ていたのですが、こんな風に共演できて、なんだか不思議な気分です。それに、シユンさんは読書家で、いろんな知識を持っているので、面白い話や勉強になる話をたくさんしてくれるんです。本当に心温かくて優しいし、お兄さんらしくて真剣な面もあり、大人っぽいです。一方で、時々抜けているようなところもあり、だからこそ魅力的でしたね。ケグムにも200%シンクロしていて、ぴったりでした!
ユン・シユン:ありがとう!
―原作のマンガは読んでいますか?
パク・シネ:もちろん読みました。とても面白くて、1日で一気に読みました。ああ、こんな斬新なテーマでドラマを作るなんて、どんなドラマになるんだろう、私はどんな風に演じれば良いのだろうと、とても悩んでしまったりもしたのですが……実際にケグムと一緒に演じてみたら想像以上に楽しかったです。
ユン・シユン:僕はこれまでウェブ漫画をあまり読むことがなかったのですが、この漫画はとても素朴な印象を受けました。実際にあり得そうな話で、平凡な人々に対する愛情が盛り込まれていて、観察力からすべてのエピソードが派生していきます。ですので、平凡な日常への共感も得られますし、その中から幸せをも見つけられるようで、とても面白かったです。
―では、このドラマの魅力を教えてください。
ユン・シユン:最近は隣人がどんな人か、あまり関心がないですよね。そんな中、このドラマを通して、隣人への関心が生まれ、間にある壁も低くできるんじゃないかと思います。隣にこんなイケメンが住んでいるかもしれない、そんな期待も持てたり、女性が憧れるようなファンタジーがあると思います。そして、僕だけでなく、キム・ジフンさんをはじめ役者たちのエネルギーが満ち溢れています。
―ケグムとドンミの恋愛模様をどう思いましたか?
ユン・シユン:実際に演じながら思ったのは、ケグムもドンミによってヒーリングされているということでした。彼は養子としてスペインに渡り、寂しい異邦人でした。一方、コ・ドンミという人物は、いつも同じ場所にいて、あちこち動くことがありません。その安定感に、ケグムは癒されていると思います。
パク・シネ:最初ドンミはドアを叩く音に動揺を隠せません。人との間に壁を作り、人間関係を怖がっていたドンミが、いつしかケグムを通じて社会と少しずつ疎通するようになり、隠していた真の自分を取り戻していく姿が描かれていきます。そんな姿を見ていたら、今の社会に生きる多くの人もドンミと似たような姿を持っているのではないかと思いました。私も演じながらドンミと似た部分を見つけ、癒されました。20~30代の女性で非常に共感される方が多いと聞きましたが、そんな気持ちを共有するのがまた楽しかったですね。

―それぞれ演じた役と自分が似ている点、異なる点は?
ユン・シユン:僕は、いたずらっ子っぽいところですね。カメラ回っている間、合法的にやれたので……楽しかったです(笑)
パク・シネ:私は元々活発な性格ですが、今回は少し力を抜いて、リラックスしながら演じられたのでとても良かったと思っています。力を抜いた分、より自然な演技ができている気がします。これまでとはまた違うパク・シネの姿をお見せしているのではないかと。
ユン・シユン:僕も不思議だと思ってました。普段本当に明るいのに、カメラが回ると180度変わるので……。どうしてそんなに演技が上手いの?
パク・シネ:だって、全部私の中にある姿なんです、だから……。シユンさんだって、普段は何事にも真剣なのに、今回こんなに溌剌とした姿を見せてくれて、本当にビックリしました。
ユン・シユン:時々夢中でふざけている最中にふと我に返る瞬間があります。で、ものすごく恥ずかしい気持ちになるんです。20~30人のスタッフが見てるのに、半端にやってしまうともっと恥ずかしいから最後までしっかりやろうと思ったりしましたね。
―劇中では、ケグムがドンミを「アジュンマ(おばさん)」と呼んでいましたが、気分はどうでしたか?
ユン・シユン:僕はよかったですよ。「アジョシ(おじさん)」と言えばウォンビンさんのようにカッコいい人を思い浮かべるように、「アジュンマ」と言ったら、きれいな可愛い人と認識されるようになるかもしれません(笑)
パク・シネ:私も結構楽しめました。またアジュンマではない20代の女性に対して、そう呼ぶのが可愛らしいとも思いましたし。でも、ケグムだから許されたと思います。シユンさんの呼び方が可愛くて、うまく表現できていたので、呼ばれる方も気分を害することがなかったと思うし、他の男が私を「アジュンマ」と呼んだら、すぐにハイキックしたかもしれません(笑)
ユン・シユン:アジュンマって呼び方は、シネさんだからその魅力を感じられるんだと思います。ギャップというか。最初の打ち合わせでシネさんに会った時、とても寒い日だったので大きなサイズのアウトドアジャンパーを着ていたんです。体はこんなに華奢なのに、ぶかぶかのジャンパーを着ているから、かえって可愛らしく見えました。
パク・シネ:ありがとう~。
―印象に残っているシーンは?
ユン・シユン:海に行ったシーンですね。その日は、本当にデートしたような感覚でした。
パク・シネ:私もそのシーンはとてもよく覚えています。実際に海に行くのが久々だったからかもしれないけれど、ドンミの気持ちになって自然に涙が出てきました。
ユン・シユン:初めてのキスシーンは、ちょっとパニックになってしまうような感じでした。
パク・シネ:私はあの時、本当に声が詰まってセリフが出てきませんでした。演技ではなく、本当にドンミになってしまっていました。
ユン・シユン:僕も完全にその時の感情に没頭していたので……。

―現場ではアドリブも多かったそうですが。
パク・シネ:男性キャストはアドリブがとても多かったですね。ケグムは元々セリフが多いのですが、よりケグムらしい形にセリフを変えるために単語を変えたりしていて。キム・ジフンさんとコ・ギョンピョさんの場合は、本人たちも覚えていないくらいアドリブの嵐でしたね。
ユン・シユン:しかも、編集室まで行って、自分のアドリブを削除しないでくれと直談判していました(笑)
パク・シネ:私たちよりも、ジンラク(キム・ジフン)、ドンフン(コ・ギョンピョ)、ドフィ(パク・スジン)が集まると現場が騒々しくなるんです。
ユン・シユン:男性陣は現場のコメディ担当で、女性陣はムードメーカーになり、すごく雰囲気はよかったですよね。
―最後に、本作の見どころをアピールしてください。
パク・シネ:「となりの美男<イケメン>」は、さわやか・はつらつ・ビタミンのようなドラマです。これまでのドラマとは違って、ファンタジーもありますが、生活密着型のリアルラブコメディです。隣の家にイケメンが住んでいるかもしれないという夢と希望を与える、そんなドラマです。
ユン・シユン:それに、このドラマにはディテールの部分まで美しさがあります。小物や生活習慣ひとつひとつ、キャラクターごとに細やかな面白さがあります。子供が歩いていると、手も耳も小さくて可愛いなとじっと眺めてしまうように、このドラマにもそれぞれのキャラクターに可愛らしさがあって、それがにじみ出てくるようなキュートな作品になっています!
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1974042
現在LaLa TVにて放送中
「となりの美男<イケメン>」 (LaLa TV)
http://www.lala.tv/programs/tonaike/schedulelist.html